Top > 住まいのコラム一覧 > 新生活に合わせて見直すべき3つのポイント
春は就進学や家族の転勤で引っ越しやお子さまの転校など新生活をスタートされる方が多いと思います。また、季節の変わり目で衣服も冬物と春物が混在し、子どもの前学年と新学年のモノが子ども部屋にあふれていませんか?
新しい生活に合わせた見直すべきポイントを3つご紹介します。
1、使うモノと使わないモノを分ける
春から新しい職場や学校に変わったり、学年が上がったりするだけでも新しいモノを持ち帰ることになります。今まで使っていたモノを片付けられていないところにどんどん新しいモノが増えていくので、あっという間に書類や学校の持ち物などがあふれかえってしまいます。
今まで使っていたモノをひとつずつ見直して保管か処分かを判断する時間がない場合は、ひとまず使うモノと使わないモノを分けて、使わないモノは紙袋や箱にひとまとめに入れて落ち着いてから見直しましょう。混在しているモノを分けるだけで探し物をしたり提出忘れや忘れ物をしたりを防げます。
2、モノの場所を入れ替える
新生活に合わせて新しく使うことになったモノをとりあえず置いた場所から使っていませんか?今まで毎日作っていたお弁当を作らなくなったのに、キッチンの一番出し入れしやすい所にお弁当グッズが入ったままだったり、子どもの学年が変わったのに前学年の教科書が棚に並んで、新しい教科書や教材が机の上に積まれていたりすると、毎日の家事や子どものフォローに余計に時間がかかってしまいます。
今まで頻繁に使っていたけれど使わなくなったモノを移動させて、今必要なモノを取り出しやすい場所へ入れ替えるだけで効率がグッと上がります。
3、くつろげる空間・時間をつくる
忙しい毎日で部屋の片付けや掃除がままならない中、くつろげる空間・時間をつくると聞いてそんなのは無理と思われるかもしれません。
今は「春バテ」と言われるように、心身ともに疲れが溜まりやすく調子を崩す人も多い時です。そんな時だからこそ、ホッとできる空間を作って一息つける時間を少しでも過ごすことで新生活に慣れるまでを乗り切りたい所です。
コーヒーがお好きなら食後にダイニングテーブルの上だけでも綺麗にして、美味しいコーヒーを一杯飲んだり、音楽がお好きならソファーの一角だけでもゆっくり座れるようにして寝る前に音楽を聴いたりするなど、週末だけでもいいので心と体を整える空間と時間を作ってみませんか。
今すぐに取りかかれるポイントを3つご紹介しましたが、春は生活環境を見直すいい季節でもあります。今まで不便に思っていた所を改善できれば日々のストレスがかなり軽減できます。以前お伺いしたお客様でキッチンに分別したゴミを置くスペースがなく何となく床置きにしていてずっと足元でジャマになっていたのを、キッチンを綺麗に片付けたのを機会に、勝手口に庇をつけてゴミ箱を外に置けるようにリフォームされた方がおられました。別の方で洗面台下を引出しに変えた方もおられ、開き戸の奥のモノが取り出すのが面倒だったのでずいぶん使いやすくなったとおっしゃっていました。
忙しい毎日だからこそ日々のストレスを軽減できるような見直しをしてみてはいかがでしょうか。
整理収納アドバイザー
岡谷 麻紀子