Top > 住まいのコラム一覧 > 使いやすく清潔な洗面所と浴室
春はあっという間に過ぎてしまい、夏日のような暑い日もあり最近は季節感が薄れてきているように感じます。
しかしもうすぐ確実にやってくるのが梅雨。
毎日の雨や湿気で寝苦しかったり、洗濯物が乾かずストレスが溜まったり、毎年の事ですが憂鬱な日々ですよね。
そんな梅雨が来る前のこの時期に、洗面所や浴室といった水回りを片付けて掃除をしておくことで梅雨時期のストレスを減らせるようにしておきましょう。
洗面所
毎日見る鏡は綺麗にしていますか?洗顔の泡や歯磨き粉が飛んでそのままにしておくと簡単に取れなくなり、白い水玉模様の顔を鏡で見ることになります。
洗面所を使うたびにさっと拭いておけばいいのですが、毎回は面倒なので一日の終わりの歯磨きが終わって顔や口を拭いたタオルで鏡を拭いてから洗濯機に入れるようにします。
わざわざ鏡の掃除用にタオルやシートを用意しなくても毎日のついで拭きである程度のキレイをキープできます。
また、洗面台の上にたくさんのモノがあると掃除がしにくくなり、ぬめりやカビの原因になるのでなるべく棚の上に置くか洗面台下に収納します。
棚も洗面台下もモノがいっぱいの場合は見直しが必要です。旅行に行くときに使おうと思っている化粧品のサンプルやまだ残っているけれど使っていないヘアケア用品、たくさんの洗剤や掃除用品とそのストック。一度すべて出してみて、もし開けてから何年も経っている化粧品や洗剤があれば中身は劣化しているので処分します。
化粧品のサンプルは空けていなくても、1年以上経過しているモノは品質保証できないと化粧品会社の方にお聞きしたことがあります。もったいないからと劣化したものを使って肌荒れでも起こしては大変です。化粧品サンプルはまたもらう機会もありますし、旅行の時こそ使い慣れた化粧品を持参してお肌の調子を崩さないようにしたいものです。
見直しが出来たら「洗剤」「シャンプー・コンディショナー」「化粧品」などグループ分けをして、かごなどにまとめてから戻します。アイテム別で分けることで管理しやすくなり同じものを買ってしまう二度買いを防げますし、かごの中に入るだけにすることでストックの量を抑えることができます。この時使うかごは湿気に強く掃除のしやすいプラスチック製のモノをお勧めします。
洗面台も鏡を拭いたタオルで一緒に拭いておくことで湿気と汚れがなくなり清潔を保ちカビを防ぐことになり、梅雨時期対策としても効果的です。
浴室
浴室の一番の大敵はカビですね。湿気と洗剤やせっけんカスが原因で生えてしまったカビはカビ取剤や塩素系洗剤で取るしか方法はありませんので、出来るだけカビが生えない環境を作ることが大切です。
そのためには十分に換気をして浴室内に湿気がこもらないようにします。浴室の換気扇を24時間つけっぱなしにしても1ヶ月の電気代は電気会社10社平均では数十円~数百円とのことなので、特に窓のない浴室の場合はなるべく換気扇のつけっぱなしをおすすめします。
また、浴室内も床や棚に置くモノを少なくして掃除をしやすくしておくと、簡単な掃除で清潔に保つことが出来ます。
もしシャンプーや洗顔などを家族それぞれに違うものを使っている場合は浴室内のモノがかなり多くなるので、
一人ずつのカゴを用意して各自のシャンプーや洗顔などを銭湯に行く要領でお風呂に入るときに持って入る
ようにします。
浴室以外に置く場所がない場合は、浴室内の洗濯バーにかごをぶら下げるようにすると床置きのモノを少なくすることが出来ます。
掃除用具もタオルバーやフックにぶら下げるようにすると、ブラシやスポンジ、洗剤ボトルが乾燥しやすくなりカビやぬめりの防止
になります。洗剤類も毎回使うモノ以外は浴室内に置かないようにしましょう。
毎日使う場所だからこそ置くモノを今使うものだけに厳選することで使いやすくなり、朝の支度などもスムーズに行えるようになります。また、これからの梅雨時期には特に掃除のしやすい環境にして清潔な洗面所、浴室にするように心掛けましょう。
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整理収納アドバイザー
岡谷 麻紀子