一番の要望は、茶道をたしなむ奥様のための茶室を中心にした間取り。LDKの隣に配置することで、ふすまを開放すればリビングの延長としても使えるようにした。外には、茶庭を配置。外観はご主人の要望で、周囲には見られないモノトーンの色調による純和風の佇まいに。キッチンなど水まわりの家事動線をスムーズにしたいということも重視した間取りになった。
大工さんやステンドグラス作家さんなど、私たちの意見を取り入れながら要望に最大限応えようとして下さる職人さんの姿には感銘を受けました。しっかりコミュニケーションをとりながら進められたのが良かったです。茶道仲間にも「こんな家が欲しい!」と羨ましがられました。エアコンを使わずとも快適に暮らせる家になり、冬はストーブ1台だけで済みました。
価格:-
タイプ:和風・和テイスト
構造:木造軸組
間取り:-
施工会社:佐々木順建設株式会社
施工期間:6ヵ月
敷地面積:~40坪
延床面積:-
見事な門構えと塀が重厚感を増す外観。門から玄関までの園路も自然石を使用して風情がある
梁を露出させる分、天井高が上がって一段と開放感を増してくれる。壁には珪藻土入りのジュラクを採用
24㎝角の大黒柱は見事なヒノキ。左が茶室になっていて、窓側のふすまは引き込み戸のため完全に間口を開放できるのが便利。普段、骨董の茶道具が飾られている腰掛けは、茶会を催すときの待合としても使われる
リビングの窓には、和の空間に合うように作ってもらったというステンドグラスがはめ込まれている
茶室の隣には腰掛け待合の役割を果たす本間の3畳の和室。普段はゲストルームとして使うこともできる
登り梁工法の勾配天井でさらなる開放感をもたせた2階の子ども部屋。作り付けの書棚は収納力抜群。小屋裏収納もたっぷりで便利
御影石が高級感を漂わせる玄関は広さも十分。キャスター付きのシューズクローゼットを設置
お手入れが簡単になったキッチンから洗面や浴室への移動や、洗濯物を洗ってすぐに干せるなど、家事動線もスムーズなのがうれしい
本間の4畳半の本格茶室。茶室は杉普請(すぎぶしん)でつくられるため、ここでもそれにならって建築。細かい部分も上田宗箇流茶室を踏襲した
信楽焼の手洗い器を配置した手洗いカウンターも造作。リビングとの間に設けた格子壁が、程よい目隠しになっているのもポイント
弊社第一ショウルーム「家づくり発見館」
■1階は無垢材のこだわりと、自然が香る談話室。
自然素材展示ルームもあります。
■2階は住まいづくりのための、セミナールーム。
■3階は役立つ家づくりの資料や情報を展示。