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【ひろしま美術館】広島工務店ブログvol.1547

2025年10月10日

広島美術館での「フィンランドのライフスタイル」特別展示
 
 
 
6月2日まで広島美術館で開催されていた「フィンランドのライフスタイル」特別展示に行ってきました。展示では、フィンランドを代表するデザイナーたち、アルヴァ・アアルト(1898-1976)やアイノ・アアルト(1894-1949)、カイ・フランク(1911-1989)、オイバ・トイッカ(1931-2019)、石本藤雄(1941- )の作品が紹介されていました。彼らの家具、陶器、ガラス製品、テキスタイルなど、1930年代から現在に至るまでのデザインが展示されていました。
 
最近インテリアや家具に興味を持ち始めた私にとって、この展示は非常に魅力的でした。当時のオリジナルデザインの家具やガラス製品は、アンティークショップなどで見かけることもあり、その歴史やデザイナーたちの想いや言葉が展示されているのはとても興味深かったです。
 
ボルゲブリック(湖水の波紋)
 
1930年代のフィンランドでは禁酒法の廃止により、ガラス製品の需要が急増しました。この時期、アアルト夫妻はガラス器のデザインに注力し、アイノ・アアルトがデザインした「ボルゲブリック」はその一例です。「ボルゲブリック」はスウェーデン語で「湖水の波紋」を意味し、湖に投げ入れた小石が生み出す波紋をイメージしてデザインされました。1932年のカルフラ゠イッタラのデザインコンペで入賞し、1936年のミラノ・トリエンナーレで金賞を受賞しました。
 
このシリーズはデザインの美しさだけでなく、滑りにくく重ねて収納できる機能性も備えています。初期の製品はエッジが鋭く割れやすかったため、改良を重ねて現在の形になり、「アイノ・アアルト」というシリーズ名で今も生産されています。実に94年前のデザインが今でも愛され続けていることに感銘を受けました。そして、販売サイトを見ると数千円で販売されていて、「身近にこのデザインを感じることができるのか」と驚きました。
 
深沢直人さんの講演会の思い出
以前、広島で深沢直人さんの講演会に参加した際、「違和感を大事にすることが重要。日常生活の中に洗練されたデザインのものがあるかないかは大きく違う。デザインするにあたって日常に落とし込めるデザインは日常で考えつくので、自宅は自分がデザインしたものだけ置いています。」と話していたことを思い出しました。この言葉は私の心に深く残り、今回の展示でもその意味を再確認しました。
 
レクトの蚤の市
 
展示後、レクトで行われていた蚤の市にも行き、展示されていた作品のアンティークなどを見て回りました。
 
「昨日見た作品がある」とテンションが上がりましたが、結局購入はしませんでしたが。。。
 
今回の展示は、フィンランドのデザインの素晴らしさとその歴史を深く理解する良い機会となりました。
 
これからも、日常に洗練されたデザインを取り入れていきたいと思います。

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