「自然を感じられる所に住みたい」と、M様ご夫婦は結婚以来ずっと思っていた。そんな時、広島市内の住宅展示場で大喜と出会った。自然素材のこと、パッシブデザインのこと、コストのこと...、話していくうちに信頼関係が築け「この人に任せよう」と心が決まった。土地を探す際も、緑が眺められる風通しの良い場所を一緒に選んでくれた。そこで大喜と一緒に目指した家は「エコな家」。取り入れたのはびおソーラーというシステム。冬は屋根上で集熱した空気を床下に運ぶことで、断熱した基礎コンクリートを温め、夏は夜の冷気を取り込んでさらに冷やすことで床下を冷やすというシステム。冬は足元が常に暖かく、夏も来客時にエアコンをつける程度の涼やかさ。吹き抜けとすのこ状の床を設けることによって、室温はどこも一定だ。「真冬以外、我が家は全員素足です。冬でも無垢のスギの床が温まって床暖房のようで気持ちいいんです」とご主人は嬉しそう。また、家に仕切りをなくすことで家族が一体になれるメリットもあるという。和室は家族3人の寝室を兼ねており、コンパクトで使い勝手のいい、平屋感覚で使える家だ。
土地探しからウッドデッキづくりまで大喜の担当さんにはとてもお世話になりました。パッシブデザインや空調のことなど、詳しくアドバイスしてくださり、本当に助かりました。デザインにも希望をしっかりくみ取ってくださりありがたかったです。
タイプ:シンプルモダン ナチュラル
構造:木造軸組
間取り:3LDK
施工会社:株式会社大喜
施工期間:5カ月
敷地面積:~60坪
延床面積:~30坪
黒い外壁に対して、屋根はシルバーのガルバリウム鋼板を使用。ウッドデッキは家の完成後に大喜のスタッフと一緒に作った
玄関の土間はモルタルの玉砂利洗い出し。医師の持つ柔らかい印象が魅力。リビングのドアは奥様のお気に入り
リビングや和室でくつろぐ家族と会話ができるコンパクトな間取り。窓の向こうには最近完成したばかりの大き目のウッドデッキが
リビングを見上げると構造の梁がそのまま見える吹き抜けが。天井のシーリングファンが室温を一定にしている。ふすまを閉めれば和室は個室にもなる
びおソーラー+床下エアコン
びおソーラーというシステム。屋根上で集熱した空気を床下に運ぶことで、断熱した基礎コンクリートを温め、夏は夜の冷気を取り込んでさらに冷やすことで床下を冷やすというシステム
キッチンは幅270㎝と広めのものを選択。背面には造作の収納庫があり、パントリー代わりにもなっている
キッチンから洗面室へは一直線につながっている。炊事と洗濯を同時進行できる効率の良い家事動線
大き目の窓を付けた明るいトイレ。壁は珪藻土なので消臭効果もある。手洗いのタイルもこだわり
2階は個室が1つあるだけで、あとはフリールーム。子どもの成長に伴い、個室をつくることも可能。現在は子供の遊び場と物干し場を兼ねている
「なるべく気をたくさん使った家にしたかった」とご主人。吹き抜けから見下ろすと木組みの美しさに見惚れる
「住めば住むほどに愛着を育み、家族のいる楽しい空間に帰りたくなる」そんな住まいを理想と考える大喜。同社は「木のぬくもりをふんだんに実感できる高品質な住まい」「健康に配慮し、建具や建材に自然素材を使用した住まい」「通風・採光を計算し、快適をより一層高めた住まい」といった、家族のあたたかいつながりを重視した住まいづくりを提供している。さらに、奥様はキッチン、ご主人はお風呂など、お気に入りの空間にこだわりを取り入れることで、家族それぞれに癒やしの空間がある。そんなプランを大切にしている。