土地は約26坪で変形の五角形。限られた空間を最大限に生かすため、できるだけ間仕切りや建具を設けないオープンなつくりに。最もこだわったのが、2人が持っていた膨大な書籍を収納できる図書室。土地の形状に合わせて玄関から斜めに伸びる廊下に書棚を並べて図書室として兼用し、床はモルタル調のフロアタイルを採用。さらにLDKの床にはボルドーパイン。経年変化が楽しめる
タイプ:ヴィンテージ
構造:-
間取り:-
施工会社:株式会社マエダハウジング
施工期間:4ヵ月
敷地面積:~30坪
延床面積:~40坪
オフホワイトとネイビーを組み合わせた外観はサイディング。前の家から愛用しているブルーのポストともマッチしている
以前から使っていたステンレス製のワゴンに合わせて、キッチンを造作。無垢材に見える床は、キッチン部分のみ機能性を重視して掃除が楽な木目調のフロアタイル
床はフローリングより厚みのあるボルドーパイン。重厚感のある雰囲気が以前から持っていた家具とマッチ
外からの視線を考慮して、窓は高めの位置に設置。壁は一面だけグレーのクロスにして、空間にアクセントをつけた
奥は奥様のワークスペース。反対側のロフトにはご主人の趣味部屋を設け、お互いの気配を感じながら、それぞれの時間も大切にできる空間に仕上げた
トイレは圧迫感を出さないように個室にせず、あえてワンフロアに。奥はシャワールーム
木目調のクロスで遊び心をプラスしたご主人の趣味部屋には、造作のカウンターを設置。窓から緑豊かな街路樹を望む癒やしの空間
金具のみを大工さんに設置してもらい、ご主人がセレクトした足場板をはめ込んで造作した玄関の収納棚。「使い込んで味が出るもの」がDIYのテーマ
グレーを基調にしたシックで落ち着いたデザインが図書室の雰囲気にぴったり。土間のような不思議な空間を演出している
玄関を入ってすぐに広がるホールは、まるで異国の図書館。中央に置かれたアンティークチェアは奥様の指定席。「前の家ではダンボールの中で眠っていた本がやっと日の目を浴びました(笑)」と夫婦。アイアン枠にガラスをはめ込んだ小窓も造作