お母様が一人で暮らす築42年の実家を、二世帯住宅にリノベーションしようと考えていたI様。まずは、様々なメーカーが集まるイベントに参加し、数社に見積もりを依頼してみた。そこで分かったのは、予算内で完全分離の二世帯住宅にリフォームするのは難しいということ。床が傾いているため、修理に多くの費用を要してしまうということだった。そんな中、リフォームの見積もりに併せて、新築の見積もりも提示してくれたのがマエダハウジング。提案力の高さにほれ込み、プランニングを依頼した。
I様の要望は、完全分離の二世帯住宅。そこで玄関以外は、1階をお母様、2階をI様ご家族の居住スペースとして、完全に分離させている。すっきりとした生活空間を実現させるため、収納を充実させたのは奥様のこだわり。2階には主寝室に併設した約4畳のウォークインクローゼットをはじめ、パントリーや造作の棚を要所に設置。デッドスペースはできる限り収納に充てた。
家族が集うLDKの床はナラの無垢材を採用。シンプルな空間に多彩なクロスを組み合わせた、センスあふれる空間が広がる。1階にはご友人の多いお母様のため、LDKの一部としても使える和室を配置。気兼ねなく、友人を招いて楽しい時間を過ごしているのだそう。「お互いにちょうどよい距離感で生活できて、本当に快適」と口を揃えるお母様と奥様。分離型二世帯住宅の良さを実感していた。
Q 依頼先の決め手は?
A 提案力が抜群でした。どこに相談しても「予算内の二世帯リフォームは難しい」とだけ言われる中、唯一、新築も併せて提案してくれました。この出会いがなかったら、今でもリフォームに執着して、路頭に迷っていたかもしれません(笑)。
Q 完成した家の特徴は?
A お互いの生活を尊重しながら、ほどよい距離感を持って快適に暮らせています。西日が入りすぎるため、あえて小さくした小窓から望む景色が最高。昼は町並みと山並み、夜は見事な夜景が楽しめる大好きな場所です。
価格:-
タイプ:-
構造:-
間取り:-
施工会社:株式会社マエダハウジング
施工期間:-
敷地面積:~30坪
延床面積:~30坪
凹凸のあるサイディング「フォルム」を採用して、表情豊かに仕上げた外観。木目調サイディングの「セフィロウッド」が上品な雰囲気を醸す。アプローチには、ライトを設置して、夜は幻想的な雰囲気を演出。
ボコボコとしたパンチング柄のデザインクロスと鮮やかなピーコックグリーンのカラークロスを組み合わせた2階のトイレ。クロスは奥様がセレクト。スタイリッシュで楽しい雰囲気に。
家事をしながらお子さんを見守れる対面キッチンを希望。水や油が散る床には、愛らしい柄のクッションフロアを採用して掃除のしやすさにもこだわった。かわいくて、お手入れも楽々。
LDKは既存の家具が調和するようにと、あえてシンプルに。濃いめに塗装した無垢の床材が温かな雰囲気を漂わせる。テレビ側の壁は、一面だけレンガ調のアクセントクロスで遊びを加えた。
LDKの一角には造作のカウンターを設けてPCコーナーを設置。西側に位置する小窓には、町並みと山並みが広がる美しい景色が広がる。この景色を眺めるのが、ご家族の楽しみのひとつに。
一面だけブラウンの壁をセレクトしたバスルームはシックな印象。水回りの設備機器はすべてTOTOで統一。
白を基調とした清潔感あふれる洗面脱衣室。床はタイル模様のクッションフロアをチョイス。洗濯機上のデッドスペースには、造作の棚を設けて収納スペースを確保した。
雑貨が好きな奥様のため、階段には雑貨などが飾れるニッチを設けて、インテリアを楽しめる工夫も。
壁一面の収納を備えた1階のキッチン。調理器具から家電、お皿まですっぽりと収まる。
外観のアクセントにあしらったウッド調のサイディングは「セフィロウッド」のグラデーション塗装。玄関トビラはパナソニック製を採用。