家の中でどんどん増えていく書類。
レシートやクーポン、銀行・保険などのお知らせ、学校関係のプリントなど
毎日のように家の中へ入ってきます。
見た目は同じ紙なので、整理しようと思うと1枚1枚目を通す事になり時間がかかります。
また、必要な時にすぐ取り出せないなど、ストレスの元にならないよう整理収納するのが
大切です。溜まってしまった書類の整理方法と溜めない仕組み作りをご紹介します。
入ってきた書類は後回しにせず、手に取ったその場で判断することです。
後で見ようと思っていても忘れてしまったり、大事な書類と不要なチラシなどが混在していると、いざ必要な時にすぐに取り出せず探すのに時間がかかってしまったりします。
ついつい後回しにしてしまってすでに書類が溜まってしまっている場合は、まずは「分ける」作業から始めます。
積み上げている書類をいきなり要ると要らないに判断して分けようとすると、何度も迷って手が止まりなかなか進まないことで時間がかかってしまい、集中力も途切れてしまいます。
手に取ってすぐ判断できる基準で分けていきます。
①即処分する
・チラシやダイレクトメール
・すでに家にない取り扱い説明書
・古くなった情報(切り抜きやメモ、雑誌など)
・インターネットやほかの手段で取得可能なもの
手に取って5秒以内に判断、5秒以上考えるなら→⑤「一時置きボックス」へ
②記入し送り返す・提出するもの
・子どもの学校の提出書類
・懸賞応募用紙
・同窓会の出欠ハガキ
その場で記入・返信できないものは→⑤「一時置きボックス」へ
③常に見える所においておきたいもの
・学校の行事予定
・学校給食のメニュー表
・ゴミ出し一覧
一定期間貼っておくものだけに。
④保存しておくもの
・家電の取り扱い説明書・保証書
・保険証書
・年金証書
・確定申告関連書類
⑤一時置きボックス
①で判断できなかったものと②で提出待ちのものを入れておくのが「一時置きボックス」です。あくまでも一時置きなので、定期的に必ず見直しが必要ですが、判断に迷ったものと提出待ちのものだけなので時間をかけずに見直しができますし、この時に提出忘れを防ぐことにもなります。毎週末など日にちを決めておくとさらにうっかり忘れをなくせますね。
以上のように、手に取った書類を分けていくだけなので簡単に進めていくことが出来ます。
分けた書類のうち、指定席を作るのは3つです。
◎常に見得る所に置いておきたいもの
ホワイトボードやコルクボードなど貼りやすく外しやすいものを選び、時計などよく見る所の近くに置いたり良く開ける扉の裏に貼ったりすると日々のチェックがしやすくなります。
冷蔵庫の正面に貼るのは雑然とするのでおすすめはしませんが、どうしても貼る場合は枚数を厳選して見た目に気を付けて貼りましょう。
◎保存しておくもの
自分や家族が分かりやすい項目に分けて、ファイルに綴じたりクリアファイルに入れたものをまとめてファイルボックスに入れたり、出し入れしやすいモノを選んで、リビング収納や本棚などまとめて管理できる場所に収納します。
◎一時置きボックス
入ってきた書類を判断した際、すぐに処理(処分したり、返信したり)できないものを入れて定期的に見直しをするので、電話台やキッチンカウンターなど手に取りやすい所に指定席があると便利です。
書類で面倒なのは、要るか要らないかを悩んだり、後日提出するものが見当たらず探したりすることで時間がかかる事です。
手に取ったその場で判断して、決めたところへ入れるだけの仕組みを作ってしまえば後で見ようと溜めてしまうことがなくなるので、初めは少し面倒でもこれからの書類管理を簡単にするためにもまずは「分ける」作業から始めてみましょう。
おひさまサービス
整理収納アドバイザー
岡谷 麻紀子