こんにちは。広島在住、4才と0才の姉弟を子育て中の住宅ライター、hinaです。

「子育てするなら、教育環境や治安の良いところに住みたい」

「広島県って子育てしやすいの？実際どうなの？」

「広島のどのエリアが住みやすいの？」

これから家を建てる、広島へ転勤する…といった方にとっては、気になるところではないでしょうか。

私はこれまで九州・愛知で子育てをしてきて、約2年前に広島へ引っ越してきました。

広島での暮らしにもずいぶん慣れてきた今日この頃です。

今回は、そんな私が「実際に広島に住んでみてどう思ったか？」率直な感想を語りたいと思います。

広島って子育てしやすい？

結論から言うと、「子育てしやすい！」です。

まず、広島が住みやすいポイントとして、街がコンパクトにまとまっていること！

本通や八丁堀など中心部にだいたいの買い物スポットや飲食店が集まっていて、街に行けばだいたいなんでもそろっています。

街がコンパクトなので、子どもを連れての買い物もしやすいです。

中心部から車で少し行くと、大型のショッピングセンターもいくつかあるので車を持っているとなお便利。

利便性は高いのに、どこへ行ってもそこまで混んでいないのも子育て世帯には嬉しいポイントです。

治安についても、私が住んだことのあるエリアはとても良いですよ。

実際に住んでいたエリアでの暮らしについては、また次項で詳しく解説していくので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

保育園に入れる？待機児童の実情

働くママやパパにとって重要なポイントは、「保育園に入れるのか？」ですよね。

個人的には「待機児童は多くない」という印象です。

実際に私は自宅で仕事をしているのですが、4才の娘も0才の息子も保育園に無事に内定をもらうことができました。外でフルタイムで働いている方はもっと優先順位が高いので、更に入園しやすいと思います。

全国ニュースで「待機児童」が問題になっているのも良く見ますが、都会とは少し状況が違うように感じます。平成30年のデータでは、東京都の待機児童が5000人以上だったのに対し、広島県の待機児童は約200人。広島市では約63人で、前年から30人減少しています。まだゼロではないものの、多くはないと思うのですがどうでしょうか？

広島市では待機児童を減らすため、小規模保育事業所を新設するなどの対策が行われています。また、多くの幼稚園で預かり保育が実施されており、共働き家庭でも幼稚園を選択肢に入れることもできます。

広島の子育て支援や医療費について

広島市では、「こども医療費受給者証」が発行されていて、子どもの医療費について補助が受けられます。

中学３年生までの入院、小学３年生までの通院が対象です。

例えばうちの4才の娘が風邪で病院へかかるときにかかるお金は、初診時の500円だけ。

同じ月に同じ症状でもう一度病院にいくときには、診察代もお薬代も無料です。

何度も通院する中耳炎のときなどは、特にとても助かりました。

医療費以外だと、各地に「子育て支援センター」や「オープンスペース」があって、乳幼児とその保護者が集まって遊んだり、子育ての相談や情報交換をすることができます。

出産後には家事育児の支援をしてくれる「産後ヘルパー」や、助産院などに母子で施設に宿泊して母体や赤ちゃんのケアが受けられる「産後ケア」など、市の補助によって格安で受けることができました。

親の通院や用事などで子どもを預けたいときには「ファミリーサポート」という制度で、育児の援助を受けることもできますよ。

これらの制度は広島市だけでなく、広島県内のさまざまな市町村で行われているので、チェックしてみてくださいね。

広島で子育てしやすい街ってどこ？

私が広島県で暮らしたことのあるのは、＜東広島市＞と＜広島市安佐南区＞。

2つの街で4才と0才の子育てをしてみて、実際にどうだったか？について紹介したいと思います。

「どんな街が子育てしやすいか？」は人によってさまざまですが、広島での子育てをイメージする参考にしていただけると嬉しいです。

【東広島市】ゆったりした雰囲気でのびのび子育てできる街

県外から広島県に越してきたわが家がはじめて暮らしたのが、東広島市の中心部である西条でした。

西条駅から広島駅までは山陽本線で約40分。周りには広島市内に通勤している人も多かったです。

2017年にJR寺家駅が開業したことで、新たな移住者も増えています。

近くに広島大学のキャンパスがあり、教育熱心な方が多いのも印象的でした。

「子育てするなら東広島」というキャッチコピーもある東広島市は、ゆったりした環境で子育てしたいという方におすすめ！

広い街ではないため、子どもを連れて公園や支援センターなどで遊んでいると「あ、また会いましたね〜！」といった感じ。

まったく知り合いのいない状態で引っ越したのですが、すぐに顔見知りやママ友ができましたよ。

休日は、「憩いの森キャンプ場」という大きなアスレチックがある公園によく家族でいきました。

併設されているキャンプ場やバーベキュー場は、東広島市民ならとても安い料金で利用できるので、家族でよく川遊びやバーベキューを楽しみました。

そして、東広島市といえば、酒蔵がとても多いまち。

西条駅近くの酒蔵通りで休日に家族で酒蔵をめぐったり、10月には「酒まつり」というイベントで日本酒の試飲を楽しんだりしました。西条駅の周りにはおいしい飲食店も多かったですよ。

【広島市安佐南区】ほどよく緑も多く便利なファミリー世帯が多い街

夫の仕事の都合もあり、広島市内に引っ越すことになったわが家が選んだのが安佐南区。

アストラムラインで本通りまで約20分とアクセスが良いのが魅力です。

安佐南区は広島市の中でもかなり子育て世帯が多い街。転勤族もとても多いです。

治安が良くスーパーや子どもの遊ぶ場所も豊富。子育て世帯にはかなり生活しやすくなっています。

「転勤族が多いということは人間関係が希薄なの？」と心配される方もいるかもしれませんが、私の周りには「安佐南区生まれ安佐南区育ちです！」というママ友も多いです。それだけ住みやすいということだと思います。

私たち家族のように外から移住してきたにもとても優しく、家族ぐるみでおつきあいしてくれています。

休日の過ごし方ですが、安佐南区はショッピングもレジャーもどちらもバランス良く楽しめる街です。

安佐南区内にも大きなショッピングセンターがありますし、中心部までもすぐ。

区内には「安佐動物公園」や「ヌマジ交通ミュージアム」もあって、よく家族で出かけています。

まとめ

広島は山・川・海と自然も多くありながら、都会的な面もある街。子どもをのびのびと遊ばせながら、充実した教育環境も与えたいというファミリー世帯にはぴったりです。

広島県民は郷土愛が強く、みなさん広島のことが大好き。その郷土愛が暮らしやすい街を作っており、外から来た私達のような人にも優しいのだと思います。

広島県には今回紹介した街以外にも、たくさん魅力的な場所があります。エリアによって多様な暮らしができるのも広島の良さ。自分や家族の「こんな暮らしがしたい！」という希望にぴったり合う街を探してみてくださいね。