高性能・高品質な家は日々の暮らしと これからを支えてくれる！【大喜】

■光熱費削減

■メンテナンスコスト削減

■資産価値

■心地良く健康に暮らす

この冬、エネルギーの高騰が家計を直撃し、光熱費の見直しをした人も多いのでは？実は住まいそのものの性能や品質を高めることで、光熱費を削減できるだけでなく、さまざまなコストを抑制することも可能だ。
今回は長期的に見た住まいの経済性について考えてみよう。

イニシャルコストとランニングコストを考えよう。

住まいに限らず、モノの価格は高性能・高品質になるほど上昇する。しかし、イニシャルコスト（初期費用）が高くても、生涯にわたるランニングコスト（維持費用）を含めて考えた場合はどうだろうか。高断熱・高気密の住まいの光熱費は安くなるし、耐用年数に優れた素材を選べばメンテナンスコストを抑えることも可能だ。将来的な資産価値まで考慮すれば、高性能住宅の方がお得になるケースも！ここではランニングコストの削減につながる高性能住宅の5つのポイントを挙げてみた。

1 . 光熱費削減には、断熱・気密性能が大事！

光熱費が高騰して実感したのは、エアコンの温度調整をした程度では限度があるということ。しかも光熱費を節約して暑さ寒さを我慢した結果、健康を損なっては本末転倒だ。そこで、家づくりの段階でまず重視したいのが断熱性能や気密性能。住まい自体の力を高めることで、なるべくエアコンなどに頼らない快適な室温のキープが可能に。

Po i n t !

住まいの断熱性能と同時に窓選びにも注目。樹脂サッシやペアガラス（複層ガラス）や二重サッシを採用することで、断熱・遮熱性能もアップ。特に開口部を大きくとる場合は効果も大。

住宅会社に確認したい4 つの基準

■［ UA値 ］

断熱性能を表す「外皮平均熱貫流率」の値で、外壁や床、天井、窓などから逃げる熱を外皮面積で割って算出する。数値が小さい
ほど家から逃げる熱量が少ないことを意味し、2025年から省エネ基準への適応が義務化されるため、広島県ではU A 値0.87（W/㎡・k）が最低基準となる。

■［ C値 ］

気密性能を表す「相当隙間面積」の値のこと。家全体の隙間の合計面積（㎠）÷建物の延床面積（㎡）で算出し、0.5（㎠/㎡）以下であれば高気密住宅といえる。

■［ HEAT 20 ］

HEAT20（「一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の略称）では、省エネ基準より高い断熱性能推奨水準G1～G3を設けている。広島県の場合はG2（冬でも室温が13度を下回らない基準）でUA値0.46（W/㎡・k）となっている。

■［ ZEH ］

Net Zero Energy Houseの略で、断熱・気密性を上げることで削減した消費エネルギーと太陽光発電による創エネルギーの収支がゼロ以下になる住宅のこと。さらに進んだエコ住宅にLCCM（Life CycleCarbon Minus）がある。

2.「長期優良住宅」で安心とコスパを

高性能な住まいの基準の1つに国が定める「長期優良住宅」がある。これは劣化対策や耐震性、省エネルギー性などの基準をクリアした住宅のこと。長年にわたって住み継ぐことを目指した制度で、減税などの優遇が受けられるというメリットがある。認定を受けなくても、同程度の仕様を満たした住宅は信頼性が高く資産価値のアップにもつながる。

3.高効率の設備機器を味方に

省エネ性能の高い設備機器の導入も検討したい。例えばエコキュートは従来のガス給湯器よりも経済性やCO₂削減効果が高いなどのメリットがある。また、アレルギー物質を除去し快適な室温を維持する24時間換気システム澄家（sumika）、エアコンと輻射式冷暖房装置の良いところ取りを可能にしたエコウィンハイブリッドのような空調設備は、消費電力が低く月々の電気代を下げることができるので近年注目度が高い。

4.メンテナンスの容易性と長持ち心地良さも兼ね備えた自然素材

家づくりの素材を変えるだけでも住宅性能は変わる。その一例が無垢材の利用だ。特にスギなどの針葉樹の床は足裏に心地良く、冬でもぬくもりを感じられるほど。また、珪藻土や漆喰の壁は風合いの良さに加えて湿気や臭い、有害物質を吸収する働きもある。劣化の早い合成素材に比べて、経年と共に味わいを増し、メンテナンスの容易さも自然素材の魅力だろう。

5.「パッシブデザイン」採用で自然の力を上手に活用

快適な住まいをイメージしたとき、窓から太陽の光が注いで爽やかな風が通り抜ける空間を思い浮かべる人も多いだろう。そんな自然エネルギーを積極的に利用した設計手法がパッシブデザインだ。立地を考慮した設計を行い、風の通りや日射の取り入れ方を調整することで、エネルギー消費を削減し、快適でエコな暮らしが実現できる。

HEAT20はG2レベルの高断熱仕様住宅　効率的なエネルギー使用で快適に

広島市H様邸×大喜

窓は外部からの視線が入らない半透明で、自然光が多く取り込める東側と南側に開口。子どもたちがほぼ通年素足と短パンで過ごせるほどの室温を維持

ハイスペックな高断熱仕様で光熱費は以前の2分の1に

　大喜の社員であるご主人は、自社が建てる家とスタッフに厚い信頼を寄せており、マイホームは家族が安心して快適に暮らせ、将来に渡って光熱費を抑えられる住まいを目指した。
　同社の標準仕様である長期優良住宅を基本に、太陽光発電の採用でＺＥＨ基準を満たし、さらにＨＥＡＴ20（P 13参照）のＧ2以上をクリアできるハイスペックな高断熱設計を実践。窓は樹脂サッシと高性能のトリプルガラスを採用して断熱性と遮音性を向上。外気の影響を受けにくくし、花粉やＰＭ2.5も屋内に入らないよう開口部の数は最小限に留めた。エアコンは効率的に使いたいと、床下に第1種換気システム「澄家（sumika）」を設置し、エアコン1台で屋内全体を通年24℃前後に維持。エアコンの負担軽減による省エネ効果も期待できる。加えて無垢材の床や珪藻土壁、天井には調湿効果のある木炭塗料を塗るなど、自然素材の力も最大限活用した。
　光熱費に関しては、使用量の多い１月で比べると、アパート住まいだった頃はガス代含めて約3万円だったが、今は1万5000円弱に減少。設備以外はメンテナンスフリーであることも、ランニングコストの削減につながっているようだ。

暮らしを支えるポイント

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HEAT20やZEH基準で示す断熱性と省エネ性の高さ

窓も高断熱でHEAT20ではG2以上をクリアするほど断熱性が高く、仕様は省エネ性の高さを示すZEH基準対応など住宅性能の高さは明確。よって光熱費を長期に渡って抑制でき、太陽光発電で創電した電力の使用も期待できる。 

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将来に渡って安心して暮らせる省エネ効果もある長期優良住宅

長期に渡って安心で快適に住み続けられる家であることを示すさまざまな基準をクリアして認証される長期優良住宅。耐震性や省エネルギー性も備え、定期的な点検・補修など住宅の維持保全計画が策定されていることも求められる。

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高断熱住宅にふさわしい換気システムで快適に

床下に第1種換気システム「澄家（sumika）」を設置。空気を入れ換えながら屋内全体を通年24℃前後に維持するため、冬は1階のエアコンから2階へ暖気を上昇させ、夏は2階のエアコンから1階へ冷気を送り込み、快適な住空間を保ってくれる。

吹き抜けを通じて冬は1階のエアコンから暖気が上昇、夏は2階のエアコンから冷気が下降しながら屋内を隅々まで適温に。勾配天井には調湿・消臭効果をもつ木炭塗料を塗布

屋内の隅々まで温度ムラなく快適な室温にするため、ウォークインクローゼットのドアなど空間を隔てるものは基本的に開放したままに

造作テレビ台の下には床下エアコンを設置

外壁は断熱性が高くメンテナンスフリーのそとん壁。外気温30℃の日に表面温度を計測したところ、日陰になったサイディングの外壁は53℃、Ｈ様邸のそとん壁は40℃で、13℃もの差があった

House Data

設計・施工／大喜
構造・工法／木造軸組工法
竣　　工／2021年5月
敷地面積／147.28㎡（44.55坪）
延床面積／100.6㎡（30.43坪）
施工期間／6カ月
家族構成／夫婦＋子ども2人

大　喜

住　　所：広島市安佐南区西原3-13-12
電話番号：0120-963-462
e – mail：info@daiki1970.co.jp
website：www.daiki1970.co.jp
Instagram：daiki_house
施工エリア：広島市、府中町、海田町、熊野町、坂町、廿日市市、大竹市、東広島市、呉市、安芸高田市、三次市、安芸太田町、北広島町、岩国市

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