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広島版「ガス」vs「オール電化」本当にお得なのはどっち?

2026年07月25日

こんにちは。日興ホームの設計士の八塚年哉(やつづか)です。
これからお家を建てられる方、あるいはリフォームを検討されている方にとって、「オール電化にするか、ガスを併用するか」は非常に悩ましいテーマですよね。
「家を建てるならオール電化がお得」……そんな一昔前までの当たり前だった常識が、2026年の今、大きく変わりつつあります。
今回は、最新のエネルギー事情を踏まえた「ガス+太陽光」と「オール電化+太陽光」の徹底比較について、ソース資料の内容を忠実に再現しながら、専門的な視点で詳しく解説いたします。

本ブログの内容を解り易くまとめた資料を作成しました。ダウンロードして活用してください。

 

 

 

 

「ガス」vs「オール電化」本当にお得なのはどっち?

近年の電気代高騰を受け、「オール電化だと家計が大変になるのでは?」と不安を感じ、ガス併用を検討される方が非常に増えています。
かつてオール電化がお得だった最大の理由は「深夜の安い電気」にありましたが、現在はその深夜割引が値上げや縮小の傾向にあります。そのため、「オール電化=必ずお得」というこれまでの常識は、今まさに揺らいでいるのです。
2026年現在の選び方の「最適解」を、5つのポイントに分けて紐解いていきましょう。

 

 

1. 「オール電化」と「ガス併用」の根本的な違い

まず、それぞれの仕組みとメリット・デメリットを整理します。

• オール電化: 給湯は「エコキュート」、調理は「IHクッキングヒーター」を使い、家中のエネルギーをすべて電気で賄います。IHは火を使わないためお子様やご年配の方も安心で、トッププレートがフラットなのでお掃除が非常に楽というメリットがあります。
• ガス併用: 給湯は「ガス給湯器」、調理は「ガスコンロ」を使用し、電気とガスの両方を使います。ガスは強火力で料理を楽しめるほか、停電時でもガスが通っていれば調理ができるという強みがあります。
※マイコンメーター自体は内蔵電池で動くため、停電でも安全機能は働き続けます。

大きな違いは「基本料金」です。ガス併用は電気とガスの2つの基本料金を払う必要がありますが、オール電化は電気1本にまとめるため、固定費である基本料金はオール電化の方が安く抑えられます

 

 

2. 給湯効率と「ガスの種類」による劇的な差

光熱費の大部分を占めるのが「お湯を作るコスト」です。オール電化で使用するエコキュートは、空気の熱を利用することで「1の電気で3倍の熱」を作れる非常に効率の良い機器です。
しかし、ここでの判断基準として最も重要なのが、お住まいの地域の「ガスの種類」です。

• 都市ガスエリアの場合: 都市ガスは料金が比較的安いため、オール電化との差は年間で2〜3万円程度に収まることが多いです。この程度の差であれば、料理の好みや使い勝手で選んでも大きな失敗はありません。
• プロパンガス(LPガス)エリアの場合: プロパンガスは自由価格のため、都市ガスの1.5倍から2倍ほど高くなることが珍しくありません。この場合、オール電化に切り替えるだけで年間5万円から10万円も安くなるケースがあります。

つまり、プロパンガスエリア(都市ガスが整備されていないエリア)にお住まいであれば、コスト面ではオール電化が圧倒的に有利になります。

 

 

3. 太陽光発電・蓄電池との相性

2026年の家づくりにおいて、太陽光発電との組み合わせは欠かせません。ここで「オール電化」の魅力がグッと増します。
オール電化はすべてのエネルギーを電気に集約しているため、太陽光で発電した電気を自分たちで使う(自家消費)際の節約インパクトが非常に大きいのが特徴です。ガス併用の場合、いくら発電してもガス代を減らすことはできませんが、オール電化なら家全体の光熱費を太陽光でカバーできます。
さらに、これまでのオール電化は「深夜の安い電気でお湯を沸かす」のが常識でしたが、2026年現在は「昼間の太陽光で発電したタダの電気でお湯を沸かす」という発想の切り替えが、電気代高騰への最強の対策となります。

 

 

4. 注意すべき「深夜割引の縮小」と「停電リスク」

もちろん、オール電化にも注意点はあります。

1. 割引の終了と昼間の単価: 大手電力会社によるオール電化向け割引は順次終了・縮小されています。また、オール電化プランは夜が安い代わりに「昼間の単価が高い」設定になっています。この弱点を補うためにも、昼間の高い電気を太陽光で賄うことが前提となります。
2. 停電時の対応: すべてが電気だと、停電時に調理もお湯も止まってしまいます。しかし、これは太陽光発電と蓄電池をセットで導入することで、停電中でも電気が使えるようになり、リスクをカバーすることが可能です。
また、太陽光発電は停電時でも、パワーコンディショナの自立運転機能に切り替えることで、日中に太陽光が出ている場合に限り電気を使えます。ただし、そのままでは使えず手動での切り替えが必要で、利用できるのは最大1,500Wまでの100V機器のみです。

 

 

5. 生活スタイルによる向き・不向き

最後に、ご家族の「暮らし方」でどちらが合うかを考えましょう。

• オール電化に向いている: 共働きで日中は不在が多く、3人以上の家族でお湯をたくさん使うご家庭です。夜間に電気を使い、お湯をたっぷり沸かすスタイルに合致しています。また、日中に在宅またはペットのためにエアコンをつけっぱなしにする方です。
• ガス併用に向いている: リモートワークなどで日中ずっと家にいる方です。オール電化プランの高い昼間料金を長時間使うことになってしまうため、料金プランの縛りが少ないガス併用の方が適している場合があります。


資料:JCCCAより抜粋(一般家庭の電気使用量の内訳)

 

 

設計士のまとめ:2026年の最適解

2026年現在、「オール電化=必ずお得」という時代は終わりました。しかし、終わったからこそ、「太陽光発電・蓄電池と組み合わせる」という新しい視点で評価し直す価値があります。
蓄電池の導入には、国から最大60万円もの手厚い補助金が出るケースもあります。初期費用はかかりますが、これから電気代が上がれば上がるほど、自家消費による節約価値は高まり、元を取りやすくなっていきます。

「自分の家ではどっちが本当にお得なの?」と迷われたら、ぜひ私たち日興ホームご相談ください。お住まいの地域のガス料金や、ご家族の生活スタイル、そして最新の補助金情報を踏まえて、個別のシミュレーションをさせていただきます。
「ガスの種類」と「生活スタイル」を見極め、太陽光を賢く活用すること。これが、今、最も後悔しないエネルギー選びの答えです。

 

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