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株式会社 日興ホーム
狭いリビングが広くなるアイディア家具の提案
2026年07月26日
ダイニングベンチ・ソファにするとLDKが広くなる!
限られた空間を最大化する家具選びの正解
「リビングダイニングが狭くて、ソファもダイニングセットも両方置くとキツキツになる……」
「子どもが生まれて部屋を広く使いたいけれど、家具の配置がうまくいかない」
そんな悩みを抱えていませんか?
一般的なLDK(リビング・ダイニング・キッチン)では、食事をする「ダイニングテーブルセット」と、くつろぐための「ソファ」を別々に置くのが王道とされてきました。しかし、これらをすべて詰め込むと、部屋の動線が塞がれて窮屈な印象になりがちです。
そこでおすすめしたいのが、「ダイニングベンチ」や「ダイニングソファ」を取り入れたスタイルです。
家具の選び方や組み合わせを少し変えるだけで、LDKは見違えるほど広く、開放的な空間に生まれ変わります。今回は、なぜベンチやソファタイプにすると部屋が広くなるのか、その理由とメリット・デメリット、失敗しない選び方を徹底解説します!
本ブログをまとめた資料を作成しましたので、ダウンロードして参考にしてください。

写真:アイロスジャパン ダイニングテーブル Grace(グレイス)
なぜ?ダイニングベンチ・ソファでLDKが広くなる3つの理由
まずは、なぜこれらの家具を取り入れることで空間にゆとりが生まれるのか、具体的な理由を3つに分けて紐解いていきましょう。
1. 「食事」と「くつろぎ」の空間を一体化できる(省スペース化)
最大の理由は、ダイニングソファ(LDセット)を導入することで、ダイニングとリビングの機能を1つにまとめられる点です。
これまでは「テーブル+チェア」と「ソファ+ローテーブル」で2つ必要だったスペースが、1つのスペースで完結します。家具が丸ごと1セット分減るため、床の見える面積が劇的に増え、LDK全体が驚くほど広くなります。
2. 背もたれがないベンチは視覚的な圧迫感を減らす
ダイニングチェアを「背もたれのないベンチタイプ」に変えるだけでも効果があります。
背もたれがない家具は視線を遮らないため、部屋の奥まで見渡せるようになり、視覚的な開放感が生まれます。また、使わないときはテーブルの下にすっぽりと収納できるベンチも多く、通路スペースを邪魔しません。
3. 動線(通路)がすっきりして歩きやすくなる
家具が減ることで、キッチンからリビング、ベランダへの移動といった日常の「生活動線」がストレートに確保できるようになります。家具にぶつかるストレスがなくなり、小さなお子様やペットがのびのびと走り回れるスペースも生まれます。
ダイニングベンチ・ソファを取り入れるメリット
空間が広くなること以外にも、実際に生活する上で嬉しいメリットがたくさんあります。
アイテム 主なメリット
ダイニングベンチ ・使わないときはテーブル下に収納できる
● 背もたれがないので視界が抜けて広く見える
● 詰めて座れば大人数でも対応できる
● 椅子を引くスペース(引き代)が不要
ダイニングソファ ・リビングソファを置かない分、部屋を広く使える
● 食事の後もそのまま同じ場所でリラックスできる
● L字型に配置すれば、部屋の角を有効活用できる
● カフェのようなおしゃれな空間を演出できる
詰めて座れるので来客時も安心
一般的なチェアは「1脚につき1人」しか座れませんが、ベンチやソファは「詰めて座る」ことができます。小さなお子様なら3人並んで座ることも可能です。急な来客や、親戚が集まるホームパーティーでも、椅子の数が足りずに慌てる心配が減ります。
子どものお世話がしやすい
ベンチやソファは横に遮るものがないため、親が子どもの隣に座って食事の補助(離乳食の介助など)をしたり、宿題を見てあげたりするのに最適な距離感を作れます。
知っておくべきデメリットと解決策
魅力的なダイニングベンチ・ソファですが、導入前に知っておくべき注意点(デメリット)もあります。後悔しないための対策と合わせて確認しておきましょう。
一度座ると出入りしにくい(特に奥の席)
L字型のダイニングソファや長いベンチの場合、奥に座っている人が席を立つ際、手前の人に避けてもらう必要があります。
【解決策】:
テーブルの脚を、四隅にあるタイプではなく、中央に支柱がある「T字脚」や「1本脚」のタイプにしましょう。足元がすっきりするため、体を横にスライドしやすく、出入りがスムーズになります。
食事の姿勢とくつろぎの姿勢のバランスが難しい
「リビングソファ」は深く腰掛けて寝転ぶことを想定しているため、座面が低く柔らかいのが特徴です。しかし、そのままの柔らかさで食事をしようとすると、前傾姿勢になりお腹が圧迫されてしまいます。
【解決策】:
必ず食事用として作られた「ダイニングソファ(LDソファ)」を選んでください。座面が通常のソファより硬めで、沈み込みが少なく、座面高が40〜45cm程度あるものを選ぶと、食事も作業も快適に行えます。
汚れたときの手入れが大変
布製のソファやベンチの場合、食べこぼしや飲みこぼしによるシミが気になります。
【解決策】:
カバーを外して丸洗いできる「カバーリング仕様」のものや、サッと拭き取れる「PVCレザー(合成皮革)」、または「撥水・防汚加工」が施されたファブリックを選ぶのが鉄則です。
【実践】LDKをさらに広く見せるレイアウトのコツ
家具を変えるだけでなく、配置(レイアウト)に工夫を凝らすことで、LDKの広さは何倍にも引き出せます。
壁付け・コーナー配置で中央を開ける
L字型のダイニングソファを採用する場合、部屋の角(コーナー)や壁にぴったりと沿わせて配置するのがおすすめです。これにより、LDKの中央にまとまった広い床スペース(フリースペース)が出現します。ここにヨガマットを敷いたり、子どものプレイスペースにしたりと、多目的に使えます。
窓際に向けて配置し、外の景色を取り込む
ソファの視線の先をテレビだけでなく、ベランダや庭の窓に向けるレイアウトも効果的です。視線が外へと抜けるため、実際の平米数以上の奥行きを感じる空間になります。
失敗しない!購入前のチェックポイント
「おしゃれだから」と直感だけで選ぶと失敗のもとになります。以下の3点は必ず購入前に測定・確認してください。
1. 差尺(さしゃく)の確認
テーブルの天板の高さと、ソファ・ベンチの座面高の差(差尺)は「27cm〜30cm」が人間工学的に最も使いやすいとされています。セットで購入しない場合は、必ずこの差尺を計算してください。
2. 搬入経路の確保
ダイニングソファ、特に背もたれ付きの一体型コーナーソファはサイズが大きいです。玄関ドア、廊下の曲がり角、エレベーターや階段の幅を通り抜けられるか、事前に配送業者や店舗に確認しましょう。
3. 多目的利用(リモートワークなど)を想定する
もしその場所でパソコン作業や子どもの宿題を行うなら、ある程度の天板の広さと、手元が暗くならない照明の配置(ペンダントライトの位置など)を考慮する必要があります。
ダイニングベンチ・ソファに関するQ&A
よくある疑問や不安について、一問一答形式でお答えします。
Q1. ベンチタイプはお尻が痛くなりませんか?
A. 木の板そのもののベンチ(板座)は、長時間座るとお尻が痛くなることがあります。気になる場合は、クッション性のあるウレタン入りの座面を選ぶか、お気に入りのチェアパッド(座布団)を敷くことで解決できます。夏は涼しく、冬は暖かく調整できるメリットもあります。
Q2. 掃除のときに動かすのは大変ですか?
A. 背もたれのないベンチは軽量なものが多く、テーブル下に格納できるため掃除は非常に楽です。一方で、ダイニングソファは重量があるため、頻繁に動かすのは大変です。脚の裏にフェルト材を貼る、またはキャスター付き・ルンバが通れる高脚タイプを選ぶと、掃除のストレスを軽減できます。
Q3. 高齢者がいる家庭でも使えますか?
A. 背もたれのないベンチは、体幹を支えにくいため高齢の方には不向きな場合があります。また、奥の席からの出入りが大変になるため、高齢の方がいらっしゃる場合は、出入りがしやすい「肘掛けなしの回転式ダイニングチェア」を1〜2脚混ぜるなど、ミックススタイルにするのがおすすめです。
まとめ:家具の引き算で、ゆとりある暮らしを手に入れよう
LDKを広く見せる秘訣は、家具をたくさん置くことではなく、「多機能な家具を選んで数を絞る(引き算する)」ことにあります。
ダイニングベンチやダイニングソファを取り入れることで、床の面積が増え、お部屋に開放感が生まれるだけでなく、家族が自然と1つの場所に集まり、コミュニケーションが増えるという嬉しい副産物も期待できます。
「狭いから」と諦める前に、ぜひ家具のレイアウトやスタイルの見直しを検討してみてはいかがでしょうか。あなたの理想の広々としたLDKを、新しい家具選びで叶えてみてくださいね!
本ブログの筆者紹介
私(八塚年哉)は、これまで広島で建築設計士として約40年業務に携わってきました。
建築関係の学校を卒業後、
● 20代:建築設計事務所に勤務(主にRC造・鉄骨造の設計・監理)
● 30代前半:非住宅の設計に従事(分譲マンション・店舗の設計)
● 30代後半:土木設計に従事(道路・護岸・砂防ダム等の設計)
● 40代以降:日興ホームにて木造住宅の設計に従事(木造住宅・店舗事務所等の非住宅の設計・監理)
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