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【広島・東広島】住宅のガス配管工事の安全性

2026年07月31日

熊本地震に伴う「イオンモール熊本」の爆発事故

2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震に伴う「イオンモール熊本」の爆発事故は、地震によって損傷した設備から漏洩したLPガス(液化石油ガス)への引火が原因である可能性が極めて高いとみられています。
現在、警察や消防、経済産業省などによる本格的な原因究明が進められていますが、専門家の分析や報道などで指摘されている主な要素は以下の通りです。本ブログの内容をまとめた資料を作成しました。自由にダウンロードできますので、資料を参照しながらブログを読み進めて頂くとわかりやすいと思います。

 

 

 

想定されるガス漏れと爆発のメカニズム

• ガス設備の損傷と残留ガス
震度7の激しい揺れにより、飲食店などで使用する保管用のガス設備や配管の接続部などが破断・損傷した可能性が指摘されています。また、震度5相当以上の揺れで自動停止する「緊急遮断弁」が備わっていましたが、これが正常に作動しなかった可能性や、仮に作動して大元が閉じていたとしても、配管内に残っていた大量の残留ガスが漏れ出した可能性が挙げられています。
• 閉鎖空間へのガスの充満(タイムラグの理由)
地震発生から爆発まで約1時間20分のタイムラグがありました。LPガスは空気よりも重い性質がありますが、ショッピングモールの区切られた店舗やバックヤードなどの密閉された空間(狭い区画)に漏れたガスが時間をかけて徐々に蓄積し、爆発の危険濃度(空気中に約1.8%〜9.5%)に達したと考えられています。
• 着火源の存在
危険濃度に達したガスに対し、地震の揺れで生じた建物の軋み、電気配線の損傷による漏電(スパーク)、あるいは停電からの復旧・再通電時に発生した微小な電気火花などが着火源となって大爆発に至った可能性が指摘されています。

現場では依然として強いガスの臭いが確認されており、余震による建物の倒壊リスクもあるため、人命救助や安否確認と並行して慎重に実況見分が進められています。

 

 

地震等による住宅のガス配管工事の安全性

地震によるガス漏れを心配されている方もいらっしゃると思います。そこで、新築住宅で多く採用されているガス配管工事の内容と安全性についての詳細をお伝えいたします。
現在の一般住宅のガス配管は、ポリエチレン管(地中埋設・引き込み)、ガス用フレキシブル管(宅内配管)、および被覆鋼管(立ち上がり・一部宅内)が主流です。優れた柔軟性と耐食性により地震時の安全性が大幅に向上しています。

 

引き込み材料と宅内配管の種類・特徴

• ポリエチレン管(PE管)
特徴: 道路の本管から敷地内・建物への引き込みや、地中埋設部に使用。柔軟性(可とう性)が高く錆びない。
• ガス用ステンレス鋼フレキシブル管(フレキ管)
特徴: 宅内の床下、壁内、天井裏などの取り回しに使用。曲げやすいため継手を減らせて施工が早い。
• ポリエチレン粉体ライニング鋼管 / 塩化ビニル被覆鋼管
特徴: 屋外の立ち上がり部分や、頑丈な固定が必要な直線の露出配管に使用。

 

住宅のガス配管の流れ

• 敷地外からメーターまで:地面にポリエチレン管(PE管)を埋設して引き込む。
• メーターから屋内・機器まで:柔軟性のあるガス用ステンレス鋼フレキシブル管(フレキ管)などの露出・隠蔽配管を使用する。

 


画像:ガス配管工事のイメージ図

 

施工上の留意点

• 有資格者による施工: ガス消費機器設置工事監督者やガス可とう管接続工事監督者などの資格が必須。
• 地中引込部の処理: 建物外壁の貫通部や地中から地上への立ち上がり部は、不同沈下や揺れを吸収できるよう適度な可とう性を持たせる。
• 固定と支持: 自重や地震の揺れ、熱伸縮で外れないよう、サドルや金具で適切な間隔を空けて堅固に固定する。
• 気密試験: 施工完了後は必ず規定の圧力で漏水・気密試験を行い、漏れがないことを厳格に確認する。

 

 

 

日興ホームのガス配管工事

現在のガス配管工事は、過去の災害教訓を踏まえた技術革新により、昔に比べて安全性が著しく向上しています
かつて主流だったネジ接続の鋼管に代わり、現在は柔軟性と気密性に優れた「ポリエチレン管」や「フレキ管(波状の金属管)」が一般化しました。これにより、地震による地面の揺れや建物の歪みを配管が柔軟に吸収し、漏洩リスクを最小限に抑える構造となっています。
更にガス施工会社による施工時の安全基準や検査体制も厳格化し、現代のガス配管は災害に対して極めて高い信頼性を確保しています。

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