Top > 住まいのコラム一覧 > 間取りを考えるための心得1 まずは知っておきたい初めてのポイント
家づくりの楽しみである「間取り」
毎日暮らす家のことだから、
できる限り生活のしやすい快適にお家にしたいものです。
そこで失敗しないためにまず知っておきたいことを、3つのポイントに分けてご紹介します。
まず1つ目のポイントは、明るさを確保することです。
設計の段階で日の当たる方角に窓を大きくとるようにします。
例えばリビングなら、窓をリビングの幅いっぱいにしたり、天井の高さまでもっていったり。
既に建っている家の場合は、日の当たる方向が壁になっているときに、リフォームで窓を新たにつくることもできます。
もし南側に大きな窓が取れない場合は、関節光でもOKです。
また、天窓を作れば、南側に大きな窓を取れなくても室内は明るくなります。
自然光を取り入れるのが難しい場合も、
部屋の壁紙や床材、家具などの色味や素材を変えるだけでも、印象は随分と変わります。
壁を白色系統にすると、照明の光を反射するので明るくなります。
同じく家具も白色系統や明るめの木目にするとより効果的です。
照明を壁に当てて反射させるのも手。
カーテンではなくシェードにすると、重厚感が薄れ、布地を通して柔らかい光を部屋に採り込んでくれます。
2つ目のポイントは動線、
一日の行動をイメージして抜けのないようにしましょう。
家事動線の他に、来客時の動線、出かける際の動線はスムーズかもチェックしましょう。
例えば、家事動線なら、食事を作るとき、冷蔵庫・シンク・調理台(食材のカット・盛り付け)・
コンロの間を少ない歩数で移動できるようにするキッチンでの動きを考えます。
また、家族が多くなればなるほど、ストックしておきたい食品が増えます。
これらを収めておくパントリーをキッチンそばに配置すれば、最小限の動きで必要なものに手が届く間取りになります。
さらに「勝手口」をこのパントリーに作りつければ、週末の大量の買い物も楽にしまうことができるなどです。
最後は収納。
部屋の使い勝手にも関わります。
収納が少なければ、それだけ収納するための家具も必要になりますし、
家具が多ければ室内が散らかった印象にもなります。
各部屋に必ず収納場所をつくるようにして、
使う場所に物をしまえるようにすると使い勝手の良い部屋になります。
間取りを考えることは、家を建てるうえでの大きな楽しみです。
しかし、どんな間取りにもメリットとデメリットがあります。
だからこそ、優先順位をしっかり家族で話し合おうことが大切になってきます。
家族でしっかり話し合って、それぞれのライフスタイルに合った間取りをぜひ作ってくださいね。