サンクンリビングって何?家族が自然と集まるリビングのつくり方
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サンクンリビングって何?家族が自然と集まるリビングのつくり方

ひろしまの家編集部
2019.04.28

こんにちは、住宅ライターのhinaです。

 

「リビングはゆったりくつろげる場所にしたい」

「普通とは違ったおしゃれなリビングにしたい」

 

今回、そんな方におすすめしたいのが、サンクンリビング。

他のスペースよりも一段下がった場所にある、新しい形のリビングスペースです。

あまり聞き慣れない言葉ですが、おしゃれなお宅で取り入れられることが増えてきました。

 

サンクンリビングの特徴やメリット・デメリット、サンクンリビングを実際に取り入れて居心地の良い空間づくりに成功したお宅をご紹介します。

 

サンクンリビングってどんなリビング?

写真/株式会社大之木ダイモ

 

サンクン=Sunken

「沈んだ、一段下がった」という意味です。

 

サンクンリビングとは、部屋の床が一段掘り下げられた空間のこと。

段差によって空間にメリハリが出て、お洒落な雰囲気になります。

 

床が下がっている分、天井が高くなるという効果も。

吹き抜けなどを用いて、更に天井を高くしているお宅もよく見られます。

逆に「天井が低い方が落ち着く」という場合は、サンクンリビングの部分だけ天井高を低くしても良いですね。

 

 

写真/株式会社大之木ダイモ

 

サンクンリビングの段差は、ソファのような役割も果たします。

段差に囲まれている安心感もあるので、子供も大人もつい寝転んでごろごろしたくなります。

 

段差に囲まれた床に寝転んでテレビを見たり…

段差に腰掛けてにぎやかにおしゃべりを楽しんだり…

 

家族みんなが思い思いのスタイルでくつろぐことができる、新しいカタチのリビングです。

 

 

写真/株式会社大之木ダイモ

 

サンクンリビングの段差を活用して、大容量の収納を設けることもできます。

 

リビングは家族みんなが使うスペースです。日用品や子供のおもちゃ、掃除グッズ、雑誌、DVD…ついごちゃごちゃしてしまいがち。

 

リビングの真ん中の手が届きやすい場所に収納を設けると、誰でも取り出しやすくしまいやすいので便利です。

 

 

「囲まれた場所」「低い場所」が落ち着くという心理効果

サンクンリビングで実際過ごしてみると分かるのですが、穴のような隠れ家のような空間が妙に落ち着きます。

 

というのも、人は「適度に囲まれた空間」を心地よく感じ、高い場所より低い場所に集まりやすいから。

 

この効果は、ローマの代表的な観光スポット「スペイン広場」でも見ることができます。


映画「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーンがジェラートを食べるシーンで見たことあるという方も多いのでは?

 

教会から大階段をおりた噴水のある広場に人が集まっています。なかには階段に座ってひと休みしている人の姿も。

 

 

日本の京都駅ビルにも、同じような空間がつくられています。

ここでも大階段に座って休憩したり、下の様子を眺めたりする姿が見られます。



「視線のズレ」で、家族にほどよい距離感を

フロア全体がフラットではなく高さ違いになっていると、

 

  • 段差の上にいる人
  • 段差に座っている人
  • 段差の下にいる人

 

と居場所によって、目線が上下に少しずつずれます。

 

おたがいの距離が近すぎると、なんだか圧迫感があって落ち着かない…

おたがいの距離が遠すぎると、家族とのコミュニケーション不足に…

サンクンリビングなら、家族が同じ空間にいながら適度な距離感を保てます。

 

床の段差は危険じゃない?バリアフリーの観点から

「年をとったら使いにくくない?」

「床に段差があるって危険じゃない?」

 

特に小さな子供や高齢者がいると、気になりますよね。

たしかに床に段差のあるサンクンリビングは、近頃の「バリアフリー化の流れ」とは逆行しているかもしれません。

 

小さな子供、特にヨチヨチ歩きの不安定な時期は、転倒や落下に注意しておきましょう。

 

高齢になるとフラットな床に座った状態から立ち上がりにくく、逆にサンクンリビングの段差に腰掛けた方が立ち上がりやすい場合もあります。

 

ただし、介護が始まるような時期には、リフォームが必要となるかもしれません。

高齢になっても住み続ける場合は、施工会社に相談しておきましょう。

 

【施工事例①】ブルックリンスタイルのサンクンリビングでおしゃれなお家

写真/株式会社大之木ダイモ

 

まず紹介するのが、こちらのブルックリンスタイルのお家です。

 

「ブルックリン」はアーティストやデザイナーの集まる、ニューヨークの街。

ブルックリンのお洒落な街を連想させる洗練されたスタイルは、最近日本でも人気です。

 

一段下がったサンクンリビングを取り入れたことで、空間にメリハリがついてさらにおしゃれな雰囲気に。

サンクンリビングの横には2階へ続く階段もあり、2階の家族ともコミュニケーションが取りやすくなっています。

 

写真/株式会社大之木ダイモ

 

ダイニングとキッチンの奥に見えるのがサンクンリビング。

 

キッチンで料理をする人。

ダイニングで食事をする人。

サンクンリビングでくつろぐ人。

 

家族が会話のできる距離にいながら、それぞれ思い思いのスタイルで過ごすことができます。たくさんのお客さんが来てもくつろげる家になりました。

 

こちらのお宅には、

 

  • 2階へ上がる途中にあるスタディコーナー
  • 駐車場とつながる趣味室
  • キッチン横で編み物や読書を楽しむ抜くコーナー

など、新しい空間がたくさん。家事動線も考えつつ家族みんなが趣味を楽しめる、おしゃれな住宅になっています。

興味があったら、ぜひ他のお部屋も見てみてくださいね。(施工事例:株式会社大之木ダイモ|上質感あふれるブルックリンスタイル コンパクトに充実した暮らしを実現

 

【施工事例②】サンクンリビングに家族が集まるくつろぎの家

写真/株式会社 幸住 /アイフルホーム/広島安芸店/ 広島呉店

 

続いてご紹介するのが、子供も親ものびのびと暮らせるお家づくりをされたY様邸。くつろげるLDKにこだわりました。

 

サンクンリビングの上は、吹き抜けで広々とした空間に。オープン階段でさらに開放的になりました。

 

写真/株式会社 幸住 /アイフルホーム/広島安芸店/ 広島呉店

 

一段下がったサンクンリビングには、テレビと暖かそうなラグ。大人も子供もついつい寝転んでしまいたくなる心地よさがあります。

 

ごろごろしながらテレビを見たり、段差に腰掛けて本を読んだり…

こんな居心地の良いリビングなら、家族が自然と集まってきそうです。

 

まとめ

リビングは、家族や仲間の集まる大切な場所。

みんながゆったりとくつろげる、居心地の良い空間づくりをしたいものです。

 

一段下がった空間で寝転んだり、段差に腰掛けたり…

思い思いのスタイルでくつろげるサンクンリビングには、人が自然と集まってきます。

 

「家ではゆっくりくつろぎたい」

「家族でみんなが集まるリビングにしたい」

という方は、サンクンリビングを検討してみては?



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